片山虎之介のオリジナルメニュー「ゴッホの二八そば」は、おかげさまで、たくさんの方々からご支持いただき、「二八そばの最高傑作」と、お褒めのお言葉も頂戴しています。
日本ばかりでなく海外からも「ゴッホの二八そばを、自分で打って、食べてみたい」とのご依頼が絶えず、そうしたご要望にもお応えしています。
先日は、蕎麦好きのアイドルグループ「KAT-TUN(カトゥーン)」の三人、亀梨和也さん、上田竜也さん、中丸雄一さんが、「ゴッホの二八そば」のそば打ちにチャレンジしてくれました。
結果は、三人とも見事に打ち上げることができて、「うまい!!」と、絶賛してくれました。(フジテレビ「何するカトゥーン」4月29日(月)25:15~25:45に放送)
「ゴッホの二八そば」が美味しい理由
「ゴッホの二八そば」は、片山虎之介が、オランダの画家、フィンセント・ファン・ゴッホの原画を見て感動し、「ゴッホの絵のような感動を与える蕎麦を作ることはできないだろうか」との思いから、試行錯誤を重ね、現代の蕎麦の作り方とは、まったく異なる方法を使って完成させた蕎麦です。
それはどういう方法かというと、約400年前、日本蕎麦の食文化が始まって間もない、江戸時代初期の蕎麦の作り方にヒントがありました。
当時の蕎麦は、お店で売られている「商品」ではありませんでした。
できるだけ手をかけて美味しく作って、大切なお客様をおもてなしするための「御馳走」だったのです。
石臼から挽き出される蕎麦粉も、現在、使われている蕎麦粉とは、まったく別ものでした。
そういう蕎麦粉を、これも現代とは異なる、本来の日本蕎麦の打ち方で打ったのが、片山が創案した「ゴッホの二八そば」なのです。
材料も、江戸時代初期の蕎麦は、今よりもずっと美味しい状態でした。
現代では失われてしまった技術や、材料の違いを様々な方法で乗り越えて、約4世紀前に食べられていた蕎麦の美味しさを再現したのが、この蕎麦です。
いわば、蕎麦の最も力強い美味しさを、現代の蕎麦とドッキングさせたものが、この蕎麦であり、他の蕎麦には真似のできない独特な「おいしさ」を備えているのです。
これは食べてみなければ、わかりません。
食べれば、一口で、すべてが理解できます。
「うまい!!」と叫びたくなるのです。
この常識はずれの魅力に惹きつけられた人は、「このすごい蕎麦を自分で打って食べてみたい」という思いにかられます。
現在、世界中から、「ゴッホの二八そばを打ちたい」というご依頼をいただいています。
特に情報に敏感な若い世代が多いのが、特徴だと言えます。
片山虎之介が東京で運営する、そば打ち教室「蕎麦のソムリエ講座」に、アメリカから19人の大学生が「ゴッホの二八そば」を打ちに来てくれました。
こういう方たちが、日を追って増えています。
蕎麦好きの皆さん、このずば抜けておいしいそばを、機会があったら味わってください。
いつか「ゴッホの二八そば」を前にして、皆さんにお会いできる日を、楽しみにしています。
日本蕎麦保存会会長・片山虎之介