【能登半島の穴水町で、第一回の蕎麦振る舞いを行いました】
能登半島地震で大きな被害を受けた穴水町に、日本蕎麦保存会会員の井下守さんが暮らしていらっしゃいます。1月1日の地震で井下さんも、ご自宅が大きな被害を受けて、避難所に退避なさっています。
日本蕎麦保存会の皆さんからお預かりした義援金を、井下さんにお届けしたのですが、井下さんはその一部を、避難所の運営費として現地で寄付をなさいました。
そして、3月9日には、井下さんおひとりで手打ちした蕎麦を、避難所の皆さんに振る舞ってくださいました。
その際に使った蕎麦粉5kgや打ち粉、薬味などは、日本蕎麦保存会の皆さんからお預かりしている義援金で購入し、井下さんの要請により、お送りしたものです。
以下に、井下さんからのメッセージと、蕎麦を召し上がっている避難所の皆さんの写真を掲載しますので、ご覧ください。
なお、今回は、現地にいらっしゃる井下さんが、おひとりで頑張って、蕎麦振る舞いをしてくださいましたが、状況が改善したら、日本蕎麦保存会の有志の皆さんと一緒に、能登に蕎麦振る舞いにうかがいたいと思っています。
現在、自治体からの要請で、ボランティアの振る舞いは、250食以上という規定があるということなので、広い場所を用意して、なるべくたくさんの方々に、お蕎麦を召し上がっていただきたいと思っています。
その段取りがつきましたら、蕎麦振る舞いの参加に手を挙げてくださっている皆さんに、連絡を差し上げますので、よろしくお願いいたします。
まだまだ能登では、厳しい状況が続いています。
変わらぬご支援をお願いいたします。
片山虎之介
(井下さんからのメッセージ)
3月9日に下唐川避難所で、おろしかけ蕎麦を皆さんに振る舞うことができました。
発災後50日経過しておりますので、避難所の人は減っていますが、皆さんにいいお顔をしていただきました。
女房を含め4人の女性に、盛り付け等手伝ってもらいました。
ご支援いただいた日本蕎麦保存会の皆様に、よろしくお伝えください。
ありがとうございました。
井下 守
⬇︎みなし仮設住宅での蕎麦打ち
⬇︎お手伝いいただいた女性の皆さん
⬇︎おそばを召し上がる避難所の皆さん
【日本蕎麦保存会からのお願い】
1月1日に起きた能登半島地震で被災され、避難なさっているみなさんに勇気を出していただくために、日本蕎麦保存会では、能登半島に「そばぶるまい」に行きます。
このプロジェクトにご参加、ご協力いただける方をつのっています。
期日は、まだ未定ですが、なるべく早く、実現させたいと思っています。
そばが打てない方も大歓迎です。
お力添えいただける方は、このサイトのサイドバー上部に「お問い合わせ」のアイコンがありますので、それをクリックして、メールフォームより詳細をお問い合わせください。
⬇️2012年1月29日に、東日本大震災で被災した福島県の川内村に、日本蕎麦保存会が「そばぶるまい」に行ったときの様子です。