蕎麦のソムリエ講座のそばは、なぜ日本一おいしいのか
片山虎之介のそば打ち教室「蕎麦のソムリエ講座」は、日本一おいしいそばを打っていただく、そば打ち教室です。
当日、受講生の皆さんに打っていただくそば粉は、福井県産の在来品種「福井在来」を使います。福井県は、日本蕎麦保存会が主催する「おいしいそば産地大賞」で、グランプリを三年連続で受賞している県です。日本で栽培、生産されているそばの中で、福井県産の在来種よりもおいしいそばはないと、審査員の蕎麦鑑定士が認定したそば粉です。
⬇︎福井県の在来種がグランプリに選ばれた「おいしいそば産地大賞」の審査会の様子。二日間にわたる審査会を行い、50人の蕎麦鑑定士が審査員をつとめ、厳正な審査を行いました。

福井県の在来種がおいしい理由
在来種のそばとは、その土地で昔から栽培され続けていて、品種改良が行われていないそばのことです。在来種は、昔のままの味で、私たちの先祖が愛した本来の日本そばのおいしさを、しっかり保ち続けているそばなのです。
それに対して、収量を増やすことなどを目的に人間が品種改良を行い、そばの味を変えてしまったのが、改良品種のそばです。改良品種のそばは、在来種とくらべると、量はたくさん収穫できるのですが、収量の多さと引き替えに、本来の日本そばのおいしさを失ってしまったのです。
今、日本に流通しているそば粉の多くは、この改良品種のそばです。北海道や長野を始めとする広い畑で大規模栽培、大量生産を行い、多くの町のそば屋さんや、スーパーなどで売られているそば、そば乾麺などの材料に使われています。
みなさんが「そば」として召し上がっている食べ物のほとんどが、改良品種のそばであると思って間違いありません。
しかし残念ながら、このそばは、江戸時代以前から日本人に愛されてきた、本当の日本そばとは、違う味になってしまっているのです。
大量生産、大量消費で効率を優先するのが現代の価値観ですが、そばはこれをすると、確実に味が落ちます。
改良品種におされて、在来種は絶滅寸前の状態になっているのですが、この貴重なそばを、今でも大切に、県をあげて作り続けているのが福井県なのです。このような県は、日本中探しても、他にありません。こういうそばだから、蕎麦鑑定士が実食、審査する「おいしいそば産地大賞」で、グランプリに選ばれたのです。
グランプリのそば粉を打っていただきます
蕎麦のソムリエ講座では、この日本一おいしい福井在来を、みなさんに手打ちしていただきます
在来種のそばは、すばらしいおいしさを備えているのですが、そばはとてもデリケートな食べ物なので、製粉作業や、そば打ちの工程で失敗すると、せっかくのおいしさが消えてしまいます。
このおいしさを、しっかり引き出すためには、味を殺さない打ち方をすることが重要です。この打ち方が、実は、現代の日本では、ほとんど途絶えてしっているのです。これも効率優先の弊害です。
そばのおいしさを引き出す打ち方をお教えするのが、片山虎之介のそば打ち教室「蕎麦のソムリエ講座」です。この講座は、日本一おいしいそばが打てる教室として、海外にも知られていて、はるばる外国からも、本講座に受講に来てくださる方が大勢いらっしゃいます。
本当のそばの味とは、どういうものなのかを理解している外国の方が、今、どんどん増えています。あなたも蕎麦のソムリエ講座で、その味を体験してください。
⬇︎海外からの受講生が大勢参加する、片山虎之介のそば打ち教室「蕎麦のソムリエ講座」
